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世俗主義
世俗主義(せぞくしゅぎ、)、または、俗権主義(ぞくけんしゅぎ)とは、ラテン語で「現世的」「世俗的」を意味する「サエクラリス」()に由来する語・概念であり、
  • 国家政権政策や政府機関が、特定の宗教権威・権力(教権)に支配・左右されず、それらから独立した世俗権力(俗権)とその原則によって支配されていなければならないという主張・立場。あるいは宗教に特権的地位や財政上の優遇を与えないこと。政教分離原則。対義語は、聖職者主義(教権主義、)。
  • 個人が宗教的規則や宗教教育から自由でいる権利、支配者による宗教の強制からの自由。信教の自由
  • 人の行動や決断が(宗教の影響を受けていない)事実や証拠に基づいてなされるべきだという主張。
最も顕著な形の世俗主義は、宗教に関し、「迷信ドグマ(教義)を強調し、理性科学的探求を軽視し、人類の進歩を阻害するもの」と批判する。

世俗主義は、マルクス・アウレリウスエピクロスのような古代ギリシャ=ローマ哲学者にルーツを持ち、ドゥニ・ディドロヴォルテールトマス・ジェファーソントマス・ペインのような啓蒙思想家、そしてバートランド・ラッセルロバート・インガーソルアルバート・アインシュタイン、サム・ハリスのような現代の自由思想家不可知論者無神論者によって描写されている。


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