表示的意味論(ひょうじてきいみろん、Denotational Semantics)とは、
計算機科学(
理論計算機科学)の一分野で、
プログラミング言語の
形式意味論(
プログラム意味論)の手法のひとつである。初期には「数理的意味論」(mathematical semantics)、「スコット-ストレイチー意味論」(Scott–Strachey semantics)のようにも呼ばれた。プログラムの意味をあらわす数学的オブジェクト(これを「表示」(denotation)と呼ぶ)を構築することで、プログラミング言語の意味論を形式化する手法である。