繁体字(はんたいじ、、)または
正体字(せいたいじ、、)は、
中国語において、系統的な簡略化(簡化)を経ていない
筆画が多い
漢字の
字体を指す。特に
中華人民共和国の一連の「文字改革」政策による
簡体字(簡化字)との対比によりこう呼ぶ。現在では主に
中華民国統治下の
台湾のほか、中華人民共和国の
特別行政区である
香港・
マカオで使用され、
中華圏外の
華人コミュニティーでも見られる。日本でいう「
旧字体」に近いが同じではない。字体や用字法は地域ごとに異なる点が見られ、1980年代以降、それ以前に活字でよく見られた字体よりも筆写体に近づいたものが規範とされる。