神聖ローマ皇帝(しんせいローマこうてい、、、)は、
神聖ローマ帝国の
君主たる
皇帝を指す
歴史学の用語。実際の称号は時代によって変化しており、統一された称号はない。
カール大帝以降を指す場合と
オットー1世以降に限る場合がある。理念的には、
中世西ヨーロッパにおける世俗の最高支配者とされた。
カトリック世界において普遍的な世俗支配権を主張し、特に
ドイツと
イタリアで国法上最も重要な位置を占め、指導的役割を担った。特に後半期、国号に「ドイツ国民の」が加わったこともあり、ドイツ皇帝と呼ぶ場合もある。