界面(かいめん、)とは、ある均一な
液体や
固体の
相が他の均一な相と接している
境界のことである。この「他の均一な相」が
気体もしくは
真空であるとき、界面を特に
表面(surface)とよぶ(例外もある)。ただし、お互いが完全に混ざり合うことはしない(混ざり合うと界面でなくなる。ただし、界面付近数原子層程度で互いの原子からなる
化合物を形成する場合はある)。界面は気相と液相、液相と液相、液相と固相、固相と固相の二相間で形成される。界面を構成する分子・原子は、界面を挟んでいる相から連続的に続いているにもかかわらず、相内部とは性質が異なり、
膜のようなはたらきをする。たとえば界面では
光線が
反射や
屈折、
散乱、吸収を起こし、界面間には界面張力がはたらく。