昔于老(せき うろう、? -
253年?)は、
新羅の軍人・高級官僚。第10代の王
奈解尼師今の長子であり、弟に昔利音がいる。あるいは角干(新羅の官位1等の伊伐飡の別名)水老の子ともいう。
230年に奈解尼師今が死去したときに于老は太子の位にあったが王位を継がず、奈解尼師今にとっては従兄にあたる
助賁尼師今が王位を継承した。後に助賁尼師今の王系が途絶えたときに、于老の子が16代王の
訖解尼師今となった。数々の軍功とともに悲劇的な最期を迎えたことが、『
三国史記』巻45に列伝を建てられて記されている。