『
康熙字典』(こうきじてん、)は
中国の
漢字字典である。
清の
康熙帝の勅撰により、
漢代の『
説文解字』以降の歴代の字書の集大成として編纂された。編者は張玉書、陳廷敬ら30名で、6年の編集期間を経て
康熙55年閏3月19日(
1716年)に完成。全42巻、収録文字数は49,030にのぼり、その音義(字音と字義)を解説している。字の配列順は先行字書である『
字彙』『
正字通』が
部首の
画数順、同部首内の文字の画数順によっているのに倣ったものだが、「康熙字典順」という呼称が使われているようにのちの部首別漢字辞典の規範となり、さらに情報化時代においては
Unicode内の漢字コードの配列順(Kangxi Radicals, U+2F00-2FDF)にも使われている。