学名(がくめい、 ビノーメン、
複数形: 、)とは、
生物につけられた世界共通の名称。英語ではほかに、、とも言う(二名法による名称という意味)。命名には一定の規則があり、
ラテン語として表記される。この規則は、それぞれの生物分野の命名規約により取り決められている。
動物には「
国際動物命名規約」があり、
藻類・
菌類と
植物には「
国際藻類・菌類・植物命名規約」が、
細菌には「
国際細菌命名規約」がある。日本語独自の
和名(標準和名)などと異なり、全世界で通用し、属以下の名を重複使用しない規約により、1つの種に対し有効な学名は1つだけである。ただし、過去に誤って複数回記載されていたり、記載後の分類の変更などによって、複数の学名が存在する場合、どの学名を有効とみなすかは研究者によって見解が異なる場合も多い。