台湾諸語(たいわんしょご、Formosan languages)は
高山語、
台湾原住民語ともいわれ、言語学上は
オーストロネシア語族(古くはマレー・ポリネシア語族)に属す
台湾原住民の
言語である。かつては
高砂語といわれていた。これは下位の「アタヤル語群」、「パイワン語群」、「ツォウ語群」からなり、23の言語が存在する。しかし、
蘭嶼島に住む
タオ族の
タオ語(
マレー・ポリネシア語派に分類される)は除外される。台湾の言語は言語学上で特殊な位置を占めており、ある学説によるとポリネシアに住む民族はみな台湾から分かれていったということである。それというのも、台湾の言語がマレー・ポリネシア系言語の古い特徴を残しているからである。