台湾原住民(たいわんげんじゅうみん)は、
17世紀頃に福建人が移民して来る以前から居住していた、
台湾の
先住民族の呼称。台湾政府(
中華民国)の定める
中華民国憲法により、「
原住民族(, )」の存在が謳われている。現在、彼らは自らのことを台湾に昔から住んでいたという意味で、「原住民」と呼んでいる。
漢語で「先住民」と表記すると、「すでに滅んでしまった民族」という意味が生じるため、この表記は台湾では用いられていない。しかし
日本語では「原住民」が差別的な意味合いを含むとして、積極的に「先住民」「先住民族」を使ったほうが良いとする考え方もあり、
日本の
マスコミでは基本的に「原住」を「先住」と言い換えている。ただし「現地の呼称や少数民族の意見を尊重」するため、と注釈を付けたうえで「原住民(族)」を使う例もある。