古墳時代(こふんじだい)は、
日本列島において
古墳、特に
前方後円墳の築造が卓越した時代を意味する、
考古学上の時期区分である。一般に、
縄文時代、
弥生時代と対比して用いられる場合が多い。当然のことながら、古墳の成り立ちとその衰滅をいかに捉えるかによって、古墳時代の時期区分にも僅かな差異が生じる。例えば、前方後円墳が造営され始めた年代に関しても、現在議論が大きく揺れ動いている。現在のところ一般的に、古墳時代は
3世紀半ば過ぎから
7世紀末頃までの約400年間を指すことが多い。中でも3世紀半ば過ぎから
6世紀末までは、
前方後円墳が北は
東北地方から南は
九州地方の南部まで造り続けられた時代であり、
前方後円墳の時代と呼ばれることもある。