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世帯
世帯(せたい)とは日本において、
  • 実際に同一の住居で起居し、生計を同じくする者の集団。日本特有の世帯について本項で詳述する(国民総背番号制のある国では個人単位登録がされており、世帯毎集約はされない)。
  • 一家を構えて、独立の生計を営むこと。所帯(しょたい)とも言い、結婚することを「所帯を持つ」とも言う。独身だった者が、結婚して、らしからぬ事を言ったりしたりする事を「所帯じみる」と評する。
  • 生活に必要な家や道具。

世帯とは、「実際に同一の住居で起居し、生計を同じくする者の集団」を、法律上一つの単位として処理する場合にいう。世帯は、複数の親族から成ることが多い。しかし、親族以外の者であっても、実際に同一の住居で起居し、生計を同じくしている限り、同一の世帯に属する。近年では、女性の社会進出に伴い、女性が仕事上の理由などで姓を変えられない場合など、事実婚を行う場合も多いが、そのような場合でも同一世帯にすることがおおい。なお、それに関連して、選択的夫婦別姓を求める声も強くなってきている。また、一人であっても独立した住居と生計を営んでいる場合には、世帯として扱われる(独居世帯)。世帯の中心となる者を世帯主(せたいぬし)といい、それ以外の者を世帯員という。なお、同じ住居で生活していても、生計を別にしている場合は別世帯として扱われる(二世代住宅など)。

住民基本台帳法では、原則として住民票は個人を単位として世帯ごとに編成され、生活保護法では、保護の要否および程度は、世帯を単位として定められる。また、定額給付金の申請・受給手続きも世帯単位で行われる。国勢調査など社会調査の際の単位として用いられる事も多い。


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