世俗主義(せぞくしゅぎ、)、または、
俗権主義(ぞくけんしゅぎ)とは、
ラテン語で「現世的」「世俗的」を意味する「サエクラリス」()に由来する語・概念であり、
- 国家の政権・政策や政府機関が、特定の宗教権威・権力(教権)に支配・左右されず、それらから独立した世俗権力(俗権)とその原則によって支配されていなければならないという主張・立場。あるいは宗教に特権的地位や財政上の優遇を与えないこと。政教分離原則。対義語は、聖職者主義(教権主義、)。
- 個人が宗教的規則や宗教教育から自由でいる権利、支配者による宗教の強制からの自由。信教の自由。
- 人の行動や決断が(宗教の影響を受けていない)事実や証拠に基づいてなされるべきだという主張。
最も顕著な形の世俗主義は、宗教に関し、「
迷信と
ドグマ(教義)を強調し、
理性や
科学的探求を軽視し、人類の進歩を阻害するもの」と批判する。