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ルーシ (地名)
ルーシ()は中世東欧にあった地名ドニプロ川の中流域、現在のウクライナキエフチェルニーヒウペレヤースラウ=フメリヌィーツィクィイが形成する三角地帯において存在したと考えられている。古文書や年代記などにおいては「ルーシの地」()として登場する。9世紀から13世紀半ばに存在したキエフ大公国の中枢であり、大公国の国号となった。最初は「国」という政治的概念として用いられたが、次第に「州」という地理的概念に変更していった。キエフ大公国の分裂後、当地域を支配したポーランド王国リトアニア大公国モスクワ大公国コサック国家の君主、諸教会の主教司教の称号などにおいて雅号として用いられた。ルーシヤ、ルテニアロシアの語源となった。現在のウクライナベラルーシロシアの雅号として用いられる。

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