ウィキペディア日本語版 Wikipedia - フリー百科事典
Download this dictionary
ルーシ (地名)
ルーシ
()は中世
東欧
にあった
地名
。
ドニプロ川
の中流域、現在の
ウクライナ
の
キエフ
・
チェルニーヒウ
・
ペレヤースラウ=フメリヌィーツィクィイ
が形成する三角地帯において存在したと考えられている。古文書や年代記などにおいては「
ルーシの地
」()として登場する。
9世紀
から
13世紀
半ばに存在した
キエフ大公国
の中枢であり、大公国の
国号
となった。最初は「国」という政治的概念として用いられたが、次第に「州」という地理的概念に変更していった。キエフ大公国の分裂後、当地域を支配した
ポーランド王国
、
リトアニア大公国
、
モスクワ大公国
、
コサック国家
の君主、諸教会の
主教
・
司教
の称号などにおいて雅号として用いられた。ルーシヤ、
ルテニア
、
ロシア
の語源となった。現在の
ウクライナ
、
ベラルーシ
、
ロシア
の雅号として用いられる。
Wikipedia.orgをもっと見ると…
c この記事は
ウィキペディア
の内容を用いており
グニュー・フリー・ドキュメンテーション・ライセンス
のライセンスのもとに提供されています そして
テキストはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承ライセンスの下で利用可能です
。